読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

老いは人を弱くする

日常 家族

実は昨日葬儀に参列しました。亡くなった方は71歳。まだ亡くなるような年齢じゃありません。そして親族なので骨拾いもしたんですが、すんごく骨が立派…。高齢で亡くなった方の骨ってボロボロになってることが多いんですが、足の骨なんてすごく太くて全然崩れてない。骨拾い用の箸で叩いても割れやしない。しかも歯までしっかり形が残っていて、何本あるか数えられるぐらいちゃんと残ってる。あの年で20本以上残ってたよ。何度も骨拾いはしてるけど、あまりに立派すぎてしげしげ眺めてしまった。脳梗塞で倒れて入院先で肺炎になってあっという間に亡くなったのだけど、それまで食欲も旺盛だったし酒もガンガン飲んでたんだよなあ。しかも病気なんてほとんどしなくて。なんでも子供の頃健康優良児として表彰されたこともあるらしい。そんな人でも長生きするわけではないんだなあとしみじみしてしまいました。

さて、その亡くなった方と似たような年齢の女性が親族にいるのですが。若い頃から口八丁手八丁でとにかく自分の思い通りにならないと気が済まない人でした。そしてとにかく他人をけちょんけちょんにこき下ろす。身内だろうが同僚であろうとお構いなしです。姉2人は大人しいタイプなのになんでああなったのか。まあそれはいいんですが、彼女は嫁ぎ先の姑と折り合いが悪くて私が幼い頃は家では寝ずに納屋を整理してそこに自分の寝床を作って寝ていました。勿論ご主人は家で寝るので彼女ひとり。いやこんな嫁だったらどんな姑とも折り合い悪くなるだろ…と思いましたよ。

そして彼女は息子がひとりいるんですが「これ以上子供産んでも姑に取られるんだからもう産まない」と自分で選択した結果のひとり息子なんですよね。その息子が大学生のときに敷地内に家を建ててあげて「これでいつ嫁が来ても大丈夫」と言ってたときは背筋がぞっとしたものです。彼女、嫁も自分の思い通りに動かす気だなと思ったので…。

その息子が結婚して敷地内同居してたけど結局離婚しちゃって息子も家を出て今は夫婦だけの生活なのですが。うちにくるたびに「さっこは4人子供がいるんやからひとりうちにくれ」って言うんですよ。実母が健在だった頃に実母にも同じことを言ってたのでかなり本気。

しかし以前は「そんなに子供産んでどうするのか」と散々4人も産むなんてバカみたいに言われてたんですよね。今更そんなことを言われてもね。そもそも散々バカにした相手の子供がそんなに欲しいのかっていう。勝手です。ものすごく勝手。

しかしよく考えたら「結婚したほうがいいよ」「産んだほうがいいよ」と言う人も家庭内がごたごたしてる人が多い気がしてきた。自分の人生を誰かに肯定して欲しいという承認欲求なのかしら。人生が楽しければ他人の人生にやいのやいのと口出しする気になれないもんなあ。他人のことなんてどうでもよくなるはずだもん。

まあそれに年老いて寂しいのかもしれません。義母なんてもうすぐ90歳ですが、今まで身内であろうと余計な口を挟んだりしませんでした。でもそれは放っておいても子供や孫が義母のところに寄ってくるから。彼女のところには息子も孫も寄ってこないもんなあ。そういう接し方をしてきた結果なんだから仕方ない、それを受け入れろとも思うけど。あんなに強気できつかった彼女も老いてからの寂しさには打ち勝てないのだなと思うと老いは人を弱くするんだなあと思うさっこさんなのでした。