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仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

櫛の歯が欠けていくように命が欠けていく

いろいろ 日常

夫から頼まれたビールとヘアスプレーを買ってきたさっこさんですこんにちは。ビールと言っても発泡酒なんですけどね。ヘアスプレーは…風が吹くと悲惨なことになる夫にとっては命綱みたいなもんで、切らすわけにはいかないのです。今でも四男が「曇っていてもお父さんのおでこがぴかっと光ってまぶしい」と言うぐらいなので、そこまでしがみつかなくてもいいのにと思うさっこさんですこんにちは。ハゲでもなんでもありのままの君でいいのに(真顔)

とまあそんな軽口でも叩かないとやってられないことを夫から聞かされました。仕事上で夫と付き合いの長い方がおられるんですが。仮にAさんとしときましょうか。お子さんは3人いるんですが、うちの上3人と年齢が近くて。夫とAさんの年齢も近くて個人的にも仲がよく、息子達が幼い頃は家族一緒に出かけることもありました。

そのAさんが入院したということで先日夫がお見舞いに行ってきました。いつものことですが深く突っ込まない私は夫に言われるままお見舞いを包んで渡して見送りました。そして今朝の話。突然「熱さまシートないかな」と言い出すので「夜暑くて寝苦しいの?今切らしてるけど」と答えました。夫はとんでもない暑がりで、そりゃあもう夏は着の身着のまま川にざぶんと入ったのかと思うぐらい汗をかきましてな。だから熱さまシートでちょっとでも体を冷やしたいのかと思ったのです。

ところが夫は「Aさんとこに持って行ってあげようかと思って」と言うじゃありませんか。この前行ったばかりなのにまたお見舞いに行くの…?とわけがわからないでいると、夫が「Aさんガンで、もう長くない」と。それで間を置かずにお見舞いに行くわけはわかりました。わかったけど…。身近な人、それもそう年が離れてない人がこんなことになるなんて。以前も夫の友人が交通事故で亡くなりましたが、それとは別の意味でショックでした。もう病気で死の床につくような年になってしまったんだって。とても頑健で病気とは無縁そうな人なのに。それでもいつかは人間死ぬものですが、早すぎる。

こうして櫛の歯が欠けていくように、交流のあった人達が姿を消していく。彼らが消えていくたびに、彼らの中にいる私も消えていく。そうやって人は肉体の命が果てる前に記憶という命が欠けていくのだなあとしみじみ思います。。でも私はまだ死ねない。特に生きていたいとは思わないけど、今はまだ。自分の親としての役割を果たし終えるまでは生きながらえなくてはと思うのでした。