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仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

親として我が子にできること

育児 家族

先日、息子達も大きくなったなあとしみじみ夫と話していたら、夫が突然「皆一人前になったら東尋坊へ行くわ」と言い出しました。えっ、そんなこと考えてるの?と驚いたんですが、それを聞いた長男が「東尋坊ってなんのこと?」と尋ねたので脱力したさっこさんですこんにちは。夫よ…長男に婉曲的表現は全く通じないぞ。「時々とんちんかんなこと口走ってるようで、笑われることがある」と職場のことを話してるときに言ってたからな。でも知らずに済むならそのほうが幸せなこともあるからまあいいか。

まあ夫の気持ちもわかるんです。今までは息子達も幼くて大人の助力なしでは生きていけなかったのが、長男も社会人になって夫も気がゆるんできてるのでしょう。そしてちょっとしたことで老いを感じることが増えてきて、息子達の役に立つどころかお荷物になるんじゃないかという心配もあるのでしょう。まだまだ息子達に体力でも負けないと思ってた夫ですが、経験で衰えをカバーしてたんだと思います。私も似たようなものなので。しかし息子達が幼い頃も本当に彼らの役に立っていたんだろうか?と最近思うのです。

次男は幼い頃、それはそれはおしゃべりがうるさくて知らない人にでも平気でまとわりつくような子でした。友達の家にも頻繁に遊びにいっていて、元気いっぱいな子だったんです。それが小5ぐらいのときでしょうか。同級生の男の子達から仲間はずれにされることがちょいちょいあったんです。私も心配して担任に相談したり「何かあったら先生かお父さんお母さんに言ってね」と伝えてたんですが、仲間はずれにされるようになった頃から昼休みにひとりで過ごすことが多くなり、次第に友達と遊ぶことも減りました。中学校でも短期間ですがいじめの対象になったことがあって、ますますひとりで過ごす時間が増えてしまいました。そして初対面の人とは口が聞けないほどの人見知りになり、昔とは別人のようになってしまいました。

そんな次男は中学卒業後、高専に進学して寮生活をするようになりました。その同じ高専にお子さんを通わせている知人がいるのですが(お子さんの学年は次男より上です)、その方のお子さんは通学生。その知人に「中学を卒業したばかりの子を親元から離れた寮に入れるなんて心配で心配で私にはできない」と言われたんです。他意はなかったと思うのですが、その言葉が私の心に突き刺さりました。私は一体今まで次男に何をしてあげられたのだろうと。

そして高専を卒業したら就職するという次男。就職を希望してる会社は主に県内とは言え、転勤のある会社です。長男は転勤の可能性はほぼなくて自宅から会社に通ってますが、次男は就職と同時にひとり暮らしになるかもしれません。考えてみたら中学を卒業してから次男はずっとひとりで頑張ってきたようなものなのです。「父さん母さんには感謝してる」とは言ってくれてますが、本当に感謝されるようなことをしてきたんだろうか?本当に?

これは感傷なのかもしれません。息子達の人生は息子達のもので、親と言えどもしてあげられることは大してありませんから。でも、4人兄弟の次男として弟達の面倒を言われなくても見てくれた優しい次男を私は何度抱きしめてあげられたんだろうかと思い返さずにはいられないのです。親と子が一緒に暮らせる歳月は思いの外短い。その短い歳月を有意義に過ごすのは本当に難しいし、それに気づいたとき、親はもう子供に何もしてやれることはないのだなあとしみじみ思うさっこさんでした。