仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

死を受け入れる期間は大事だという話

梅雨に突入してすっきりしない天気が続きますね。今日は午前中晴れてたんですが、昼から曇ってきました。明日は雨なんだろうなあと思うと憂鬱になるさっこさんですこんにちは。天気が悪いと頭痛発生率が高まるんですよね。

さて、先日こんなブコメをいただいてたんですが。

自宅で死ぬということ - 仕事は母ちゃん

痴呆にもならず、寝たきりにもならず、充分迷惑の少ない亡くなり方だと思う。私もこんな感じで死にたい。まあちょくちょく通院はするとして。

2015/06/09 00:34
本人としては一番楽だし家族に経済的負担をかけないので望ましい死に方だと思っちゃうんですが、実際にこういう死に方をしたいかと言えばNOなんですよね、私は。

もう30年近く前の話です。当時勤めてた会社は製造業だったので工場勤務の方が圧倒的に多かったのですが、女性で工場勤務の方はパートタイム勤務の方ばかりでした。年齢は40代から50代、お子さんが小学生以上とある程度大きくなってるか社会人になってる方がほとんどでした。

その中に小学生のお子さんがおふたりいらっしゃる方がおられました。仮にAさんと呼びましょうか。詳細は覚えてないのですが持病があって通院しておられたものの、言われなければそうなの?と驚くぐらいきびきびと動く方でした。

あれはちょうど梅雨入りした頃。定時になったので帰宅準備をするために女子ロッカールームに向かったらなんだか騒がしい。するとロッカールームから同僚二人に支えられながらAさんが出てきました。その顔色がとても悪くて。「私らが病院まで付き添ってあげるから」と同僚に言われて大丈夫、自分で行くからと固辞していたAさんですが、結局同僚が付き添って病院まで向かいました。そのときは「最近寒暖の差が激しいので体調を崩したのかな」ぐらいに思ってたのですが…。

翌朝、いつものように出勤してさて仕事に取りかかろうかと思ったときに電話がかかってきました。「得意先からの電話にしては早いなあ」と思いつつ電話に出ると、男性が泣きながら話し始めたので「えっ」と戸惑いました。泣いてるためによく聞き取れなかったんですが、電話の主はAさんのご主人で「妻が死んでしまった」と泣いていたのです。

内容を理解して呆然としてしまいましたが、我に返って急いで上司に電話を回して…。これが私が最初に経験した突然死でした。今でもこのことを思い出すと、ご主人の悲痛な声が脳内で再生されるぐらい衝撃的な出来事でした。

一方、11年前に亡くなった義父ですが。末期ガンと診断されて数ヶ月の入院の後に亡くなりました。その間、義母と夫を含む5人の子供達が交代で義父に付き添い、その最期も全員が揃って看取りました。義父には告知はしていなかったのですが、薄々自分の病状はわかってただろうし、お互いに別れを惜しむ時間があったんですよね。

私からすると大昔の話ですが、母方の親族で妻とまだ生まれたばかりの我が子を残して事故死してしまった方がいらっしゃいました。奥さんの悲嘆はそれは見てられないぐらいのものだったそうで「自殺するんじゃないか」と周囲が彼女からできるだけ目を離さないようにしていたのですが、ちょっと目を離した隙に彼女は家を抜け出し、入水自殺を図ってしまいました。残されたお子さんは奥さんの両親が引き取って育て、今は結婚して孫もおられるのですけどね。

こういう話を思い起こすにつけ、死期が近くなってからの家族と向き合う時間は大切なんじゃないかと思うのですよ。まあ平均寿命が越えるような年になれば特に何もなくてもいずれそういう時がやってくるだろうという覚悟はある程度できてきますが、まだそこまでの年でなければ特に、ね。長期間寝たきりになるのはごめんですが、本人としては楽な突然死も家族にとってはなかなか死を受け入れられなくて引きずるんじゃないかなと思うさっこさんでした。