仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

まっ白なお骨

昨日のエントリーにお悔やみのブコメを書いてくださった方、ありがとうございました。生前、色々とあった実母ですが、亡くなれば誰でも仏様。皆さんのお気持ちが彼女に届けばいいなと思ってるさっこさんですこんにちは。

そうそう、ひとつ書き忘れていたことがあります。警察がきてからようやく少し落ち着きを取り戻した実父、吐瀉物で汚れた実母の顔を拭いてあげようとしたところ「遺体に触らないでください」と止められたそうです。警察としては当然の対応なんですが、実父にしてみれば理不尽なことだったでしょう。やはり死ぬときはできるだけ警察のご厄介にはなりたくないものですね。

さて、実父から遺体を引き取れるとの連絡を受けて私と夫、そして叔母(実母の妹)に亡くなった伯母(実母の姉)のご主人が現地に到着したのは亡くなった翌日の夕方のことでした。私達が到着前に実父が葬儀屋さんとすでに打ち合わせをすませ、直葬する段取りを終えてました。故人が元気なうちからそう望んでいたのでそれはいいのですが、てっきり斎場に安置所があって顔を拝めるのかと思ったら、安置所は別の場所にあるので葬儀当日まで顔を見るのは無理とのこと。直葬は初めてなのでちょっとびっくりしました。ちなみに斎場は大阪市立のものです。市民なら火葬にかかる費用はぽっきり1万円。無論、葬儀屋さんの料金は別ですよ。全部で10万円台前半だと思っていただければ。

そして直葬当日。安置所から斎場に連れられた実母とは、棺を乗せた車内でお別れをしました。直葬ですから斎場に遺体を安置してお別れするわけじゃないのですよ。亡くなる1週間前から寝込んでたこともあって少し顔は痩せていましたが、それほど苦しんだ様子は見て取れませんでした。

車内でお別れを済ませると、そのまま火葬炉へ。私の住んでる市では火葬炉のボタンを押すのは喪主に任されるのですが、こちらの斎場では職員が押してくれました。どちらがいいかは人それぞれでしょうけど、個人的には職員が押してくれるほうがいいなあ。なんとなく自分が直接遺体を焼いてるようで嫌じゃないですか。

それから2時間ほど待ってから職員の案内でお骨を拾ったのですが、この職員がとても丁寧にお骨の説明をしてくれたのでちょっと感動しました。今までお骨を拾ったことは何度もあるのですが、こんなに丁寧に説明されたことは初めてです。失礼ながらそんなに対応には期待してなかったのですが大変ありがたいことでした。

その実母のお骨ですが。今まで見たお骨の中では一番綺麗でした。今まで見てきたお骨は色が黒くなっていたり、骨が脆くなっていたのでしょう、拾えるようなお骨があまりなかったりしたのですが、まるで漂白されたようにまっ白だった上に、指の骨まで綺麗に残ってました。高齢者のお骨しか見たことがないからでしょうけど、こんな小さな骨まで残ってるのは初めて見ました。健康には人一倍気を使って食べる物に妥協せず納得できるものしか食べなかったからですかね。実父に買い物を頼むときもどこそこの店のどの会社の物を買うか、事細かく指示してたそうですし。しかしこんなにお骨が綺麗なのだったら、通院していたらもっと長生きできたのかもしれないなあとぼんやり思いました。

持ち帰ったお骨は翌日故郷である我が家に連れて帰り、お寺に頼んで立ち会ってもらってご先祖の墓に納骨しました。本当ならしばらく仏壇に置いてもいいのですが、実父が納骨を見届けてから自宅に戻りたいと言うので。お寺には戒名を書いてもらったので5万ほど包みました。故人は戒名なんて要らないと言うでしょうけど、これも実父の望みなので。半世紀以上連れ添ったんですから実父の思うようにしてもらって良かったんだと思います。

今日は初七日。読経はちょっと無理ですが、息子達と揃って仏壇を拝んでおこうと思います。三男を妊娠したときは遠回しに育てるのは無理だから中絶するようにとすすめられて泣きたくなったりもしましたが、少なくとも生まれてきた孫達を心配してくれたのは確かですからね。亡くなった以上はきちんと家族で供養してあげたいと思います。