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仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

育児支援は少子化解消に繋がるのか?

いよいよ今日は冬休み最終日。明日から完全に日常が戻ってくるので5時に起きる生活が再開されます。それがちょっとつらいさっこさんですこんにちは。

さて、先日書いた妊娠・出産・育児という地獄というエントリー、実はほとんどブコメ読んでなかったんですが、ちらっと見たらどうも育児支援無用と主張してるように取られた方がいらっしゃるようで…。いえいえ、そんなことは微塵も思ってません。私の書き方が悪かったんですね…すみません。ただ、育児支援をどんなに充実させても少子化解消には結びつかないと思ってるのは事実です。

ここで2000年に出産した三男を妊娠したときの話を前振りとしてさせていただきます。実は三男の出産は帝王切開になるかもしれなかったのです。そうなると入院期間が通常の出産より長引きますし、入院中一時的に次男を預かってもらう予定だった義兄夫婦の負担も増える。幼稚園に通っていた長男のお迎えも長引くので夫の仕事にも支障が出る。そこでなんとか一時的に子供の面倒を見てもらえるところがないだろうかと市役所に電話をしてみました。

 

私  「入院期間中だけでいいので、預かってもらえるようなサービスはないでしょうか?」

担当者「ありません」

私  「では、民間でそういうサービスを行ってるところはご存じないでしょうか?」

担当者「こちらでは把握しておりません」

 

もう全然役に立たないとはこのこと。受話器を握りしめて途方に暮れました。子連れで入院できるような病院は近くになかったですし。幸い、co-opのほうで暮らしの助け合いの会というのがあるのを知り、そちらに登録させてもらうことにしました。結局、帝王切開にはならずに済んだのですが、長男の幼稚園お迎えだけは頼むことにしました。お陰様で本当に助かりました。

そんな三男を出産した当時に比べると、今はものすごく育児支援が充実しています。ファミリー・サポート・センターもできたし、子育てホームヘルプ事業、保育園での乳幼児一時預かり、学童保育、病児・病後児保育、義務教育終了まで医療費無償、等々…。三男を出産した頃に比べるとまるで夢のようです(支援内容は自治体によって差があります。念のため)。じゃあ出生率はどうなの?というとこんな表があります(元資料はこちら)。

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三男を出産した年の香川県の合計特殊出生率1.53、それから9年後の平成21年は1.48です。改善するどころか微減してるんですよね。表にはありませんが、こちらの資料を見ると、平成24年は1.56という数値が出ています。劇的な改善…とはいかず、横ばいという印象ですね。実際、香川県では小学校の数は減り続けてますし、少子化に歯止めはかかりそうにありません。育児支援が不足してるんじゃないか、という方もいらっしゃるかもしれません。じゃあどこまで支援すれば少子化は解消するの?という答えは誰も持ってないと思います。

それでは収入が上がれば出生率はあがるのでは?という話になりますが。それについてはバブル景気の頃の出生率を見るとそうでもないことがわかります。

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Wikipediaによるとバブル景気は1986年12月~1991年2月となってますが、1987年から1990年までの合計特殊出生率は右肩下がりで、1989年にはついに1.6を割り込んで1.57になってしまってます。景気と出生率はあまり関係がないことが伺われます。

そんなわけで今現在子育て中の親御さん達をサポートするために育児支援を充実させることは大切ですが、育児支援を充実させたり景気が良くなれば少子化は解消するだろうという考えには疑問を抱いてます。少なくともどこかの新聞社の出生率2.0を目標に掲げるべきなんて主張は、夢でも見てるのかと言いたいぐらい現実味がないです。個人的には少子化解消より、これからの高齢化社会をどう乗り切るか、そちらのほうにシフトしたほうが対策としては現実的なんじゃないかと思ってます。

追記

高齢化対策が必要だからといって、決して育児支援を蔑ろにしろとは思ってません。ただ、この半世紀で家族のありようが大きく変わってしまったので、従来型の育児支援では対応できなくなってるのではないか…とは思ってます。その辺りは専門家の方々に十分議論していただけたら…と一介の母親として、子供達の将来のために願ってます。