仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

「おおかみこどもの雨と雪」を見ました

今日から三連休ですが夫は仕事だし三男は部活だし、三連休という気がしないさっこさんですこんにちは。

さて、昨日は「おおかみこどもの雨と雪」の放送がありました。見ましたよ、三男と一緒に。三男は雪と草平のその後が気になって仕方ないようで「続編見たいけどないんやろうなあ…」とブツブツ言ってました。中1男子の着目点はそこかよ。

私のほうはと言うと…ファンタジーだと思ったらやけにリアルなところが多かったり、母親として見るとツッコミどころ満載だったりで「うわ…」となってしまったんですが、そこらへんは全部無視して感想を書いてみます。ネタバレ含むので、ネタバレ見たくない人は回れ右でお願いします。

おおかみこどもである雨と雪。二人は母親の花に狼の姿を人前で見せることを禁止されて大きくなっていきます。しかし人間(と言っていいのかどうか)、誰しも本来の自分をずっと隠し通すと無理が出てきます。姉の雪は狼の部分を封印して人間として生きようとしますが、草平との出会いで失敗を犯します。そして学校にいられないの?と泣く。花は雪を抱きしめますが、具体的に何の言葉もかけてやらない。そんな雪を救ったのはおおかみこどもである雪を受け入れた草平でした。ここで雪は承認欲求を満たされる。

一方、雨は雪よりずっと花に手をかけられて育ちます。何をおいても雨。雨の優遇ぶりはあまりにもあからさまで、母親の接し方がここまで違うってどうなの?という感じです。それだけ贔屓されてるにもかかわらず、雨は雪と違って花に自分の感情をぶつけようとしません。親子という感じが全くしない、距離のある関係に思えます。そして雨は頻繁に山へ入り浸るようになり、「先生」から学ぶ道を選び、最終的に「先生」の後を引き継ぐ決心をします。母親の花はおいてけぼりです。というより雨は花を見てなかったんじゃないのか…。花は雨が消えると雪を迎えに行かず雨を凄まじい執念で探し回ったというのに、雨から母への思慕を全く感じられない。別れもあっさりしたものだったし。

この二人の姉弟の視点から母親の花を見ると、本当に花は子供達に愛情を注いでいたのか?という疑問が残るのです。しかしその疑問はラストで解消されました。花の夢(?)の中にでてくるおおかみおとこです。この夢のシーンを見て、「ああ、花は子供達を通しておおかみおとこを見ていただけだったんだ」と思いました。雨にあれほど執着するのも、雨におおかみおとこの影を見ていたからではないのか。花は子育てしてるようでいて、実はずっとおおかみおとこへの恋心を抱き続けていただけだったのではないか。「まだ何もしてあげられてない」と雨に向かって叫んでいるのも、雨を通しておおかみおとこに自分の気持ちを伝えようとしてるだけなのではないか。花が二人の子供を育てるためあれほどパワフルに動き回ってるのに逞しさを感じられないのも、花が恋する乙女だから…と考えると説明がつきます。恋する乙女は無敵なのです。

こうやって振り返ってみると、子供達可哀想…という感想しか出てこないんですよね。で、何が言いたいのかさっぱりわからない。伝わるものがないんですよね。登場人物の誰か一人をクローズアップして、掘り下げて描いてくれたらなにかしら感じるものがあったかもしれないのだけど。映像はとても綺麗だけど、綺麗なだけで何も残らない、そんな作品でした。帰宅時間の関係で冒頭部分見られないからと録画したんだけど、冒頭部分の録画は消化したし、多分もう見ることはないな…。

追記

こんなまとめも補足的に作りました。

「おおかみこどもの雨と雪」の花がダメ母すぎる - Togetterまとめ