仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

子供にとって必要な大人とは

「子供は常に母親と一緒にいたいもの」問題 、という田房永子さんの記事を読みました。それについてブコメの補足も兼ねてつらつらと。

 確かに子供は母親と24時間一緒にいることは求めてないと感じます。幼稚園児の母をトータルで9年やってきましたが、年度初め、園で親や祖父母と別れるときに泣きわめいてた年少児が、彼らの姿が見えなくなるとけろっとして遊ぶ姿を数え切れないほど目にしました。泣く理由は子供によって様々なんでしょう。弟や妹が家で母親と過ごしてるのに、自分だけ預けられることに納得いかないのかもしれないし、親に何でもやってもらいたくて甘えてるだけかもしれない。でも子供は切替が早いから、すぐ忘れて友達との遊びに没頭します。子供は案外タフなのです。ただ、それも「親が迎えに来てくれる」という前提があってのこと。数日ぐらいなら親と離れても平気な子も、完全に環境が変わってしまえばどうなるかわからない。

私は事情があって2歳の頃に数ヶ月母の実家に預けられたことがあります。母の実家と自宅は当時だと日帰りが困難な距離で、今みたいにネットが無い時代ですから当然親の顔も拝めなくなります。自宅に電話もなかったので声も聞けません。しかも母の実家は自宅周辺と異なり、超ド田舎。本当になーんもないところです。さらに母の実家は祖母と伯母夫婦とその子供達(上の子は私より3歳年上、下の子は私と同い年)と親子3人核家族の我が家とは全く違ってました。

これだけ環境が激変するとさすがに子供心にも堪えたようです。寝るとき、枕元に履いてきた靴をいつも並べてたそうです。靴がなくなったら家に帰れなくなるとでも思ってたのか。祖母が甘えを許さない厳しい人だったうえにいとこ達がいたこともあり、思うように甘えられなかったのもそういう気持ちに拍車をかけたかもしれません。

そんなことを考えるにつけ、子供にとって必要なのは「安心できる居場所」を用意してあげられる大人なのかなと。その大人が母親である必要はどこにもないですが、どうしても産後しばらくの間は母と子の密着度が高いため、小さければ小さいほど母親にそういう役割を求める子供が多いかも。どちらにせよ、2歳の私にとって母の実家が「安心できる居場所」になり得なかったのは確かだと思います。