仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

なんとか母親になれたかもしれない

このところ続いてる父親エントリー。

映画「そして父になる」観てないのに父になることについて書きました。父じゃない人が。 - ←ズイショ→

父親の、なり方。 - 犬だって言いたいことがあるのだ。

そして、父になった……のだろうか? - 琥珀色の戯言

父親の自覚を持つために必要な3つの条件 - 僭越ながら

特に最後のエントリーを読んで「うちとあべこべじゃん…」と思ってしまった。

スタートラインが違った夫婦

そもそも私は「将来の夢は結婚してお母さんになることです!」というような子供じゃなかった。大人になっても結婚にも子供にも興味を持てずに過ごしてた。少なくとも視界に子供の存在が入ってきても、意識したことがない。

一方、夫は5人兄弟の末っ子で高校生で叔父になり、甥や姪の面倒を見ていた。私と結婚した当時、夫は36歳だったので、百戦錬磨である。仕事に例えるなら、夫はそこそこ仕事ができるようになっていたのに、私はまだ内定すらもらってない状況だった。

その差は妊娠してすぐ思い知らされた。初めて妊娠したらしいとわかって生まれて初めて産婦人科を受診したら、妊娠を知らされると同時に入院を言い渡された。「出血が認められるので入院して安静にしてください」。初めての妊娠は波乱の幕開け。そして翌日、入院準備を整えて夫の車で病院へ向かう途中「お腹の子ダメかもしれんね」と何気なく口にしたら「バカなことを言うな!」と強い口調で言われてしまった。

ああ…彼はもう父親としての自覚があるんだ。私は妊娠したことすら実感がないのに。あまりの差にくらくらした。私は本当に母親になれるんだろうか?

母親になれたという実感は初産から8年後

幸い、流産は免れて長男を出産したが、母親になれたという実感にはほど遠かった。生まれたての我が子を可愛いとは思ったが、それだけである。だってまだ母親として何もやってないのに実感なんて湧くわけない。その後も初めての育児に無我夢中で、自分が母親だなんて思う暇もなく過ごし、次男三男と産まれた後もやっぱり毎日を過ごすのが精一杯。こんなんで母親になれたなんて思えるわけもなく。

そして長男出産から8年、三男が幼稚園に入園した年に4人目妊娠。私が母親になれたと思ったのはこの妊娠から。上の子達が寄ってきて、まだ産まれてきてない兄弟のことをあれこれ聞く。お腹に触って動いてるのを確認して喜ぶ。名前を考えてくれる(ロクな名前は考えてくれなかったけどw)。それを見て「ああ、私って母親になったんだなあ」とようやく思えるようになった。

そうなってくると子供が何をしても可愛くなる。高校生中学生小学生に成長した今でも可愛い。「うざいんじゃクソババア」と言われてもそれすら成長したんだと可愛く思える。些細なことでキリキリすることがなくなって心に余裕ができて、母親目線で子供を見ることができるようになったんだなあと。ようやく母親と名乗れる程度には成長した…かな。

もし5人目を出産したら、もっと楽しく子供と接することができるだろうなと思うんだけど、残念ながら年齢的にも体力的にもその機会は巡ってこないだろう。もうちょっと早く夫と出会えてたらなあ。まあそれも含めて運命とやらなんでしょう。