仕事は母ちゃん

どーってことない脳内と日常の垂れ流しです

救われた話

叱る母親・泣く子供...ある日の電車内にて - Amazonの悪魔

上の記事を読んでもう何年も前のことを思い出す。

あれは三男妊娠中のことだった。ご近所で不幸があって葬儀の手伝いに行ったことがある。なにしろ田舎なので手伝いに参加しない、という選択肢はない。大体は孫がいるような年齢の方ばかりが参加するのだが、我が家は核家族で私しか参加する人間がいないのだ。長男は幼稚園へ通っていたが、次男はまだ未就園児で自宅に残していくわけにもいかず、次男を連れて手伝いに参加した。しかし当時2歳だった次男がずっと大人しくしてるはずもなく、1時間もしたら退屈してぐずりだしてしまった。仕方なくおんぶして手伝いをしていたら居合わせた一番高齢の女性からこう声をかけられた。

「無理して手伝わなくていいから家に帰って子供の相手してあげなさい。一人ぐらいいなくても手はあるから大丈夫」

正直、子供を連れて手伝いなんて…と白い目で見てる人もいたと思う。自分の孫は可愛かろうが、他所の子供まで可愛いと思えない人もいるだろうし、そもそも子供がいたら邪魔になるのは確かだから。彼女は私だけでなく、そういう白い目を向ける人に対しても取りなす意味で口添えしてくれたんだと思う。彼女のお陰で、他の方も「ここはもういいから帰りなさい」と言ってくれ、精神的にも肉体的にもきつかった私は救われた。おそらくその場にいた他の方も。

記事に登場する老夫婦も、親子と記事の筆者、両方に対して取りなそうとしたんだと思う。私も子供が独立して手を離れてしまったら、彼女や老夫婦のように双方の橋渡しができるような存在になりたい。それが口添えしてくれた彼女に対する恩返しにもなると考えてる。